「WASHハウス株式会社(6537)」がIPO、初値予想など情報まとめ

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WASHハウス株式会社(6537)」の東証、福証へのIPOが承認されました。予定される新規上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずはIPOの概要だけ、ざっくりまとめ。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

2016年10月18日(火)、株式会社フィル・カンパニー(3267)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「WASHハウス株式会社(6537)」で、主幹事は野村証券上場日は2016年11月22日(火)を予定しています。

想定価格は2,090円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約26.7億円で、東証マザーズ、福証Q-Boardへの上場となります。

メモIPO投資ってどうやって始めるの?

IPO投資の始め方(IPO投資って何?~IPO投資の強み~IPO投資、二つのやり方~始めるのに最低限必要なもの)」という記事を書きました。ご参考にどうぞ。

銘柄名 WASHハウス株式会社
銘柄URL http://www.wash-house.jp/
銘柄コード 6537
上場市場 東証マザーズ、福証Q-Board
業種 サービス業
事業内容 コインランドリー「WASHハウス」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの提供等

IPO幹事団や仮条件、BBの日程は?

IPO幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 野村証券
その他の引受証券会社 SMBC日興証券、岡三証券、エース証券、ふくおか証券、SBI証券、マネックス証券
委託幹事
仮条件決定日 2016年11月2日(水)
ブックビルディング期間 2016年11月4日(金)~2016年11月10日(木)

初値形成における好材料/悪材料は?

初値形成における好材料/悪材料を整理したものが下記。プラス・マイナスの数を比較するとプラスが上回ると思います。

上場市場 プラス(人気の新興市場)
吸収金額(想定価格ベース) マイナス(約26.7億円、中型)
業種 なし(特に材料にならない)
公開比率 マイナス(39.4%、高い)
売出比率 なし(44.3%、普通)
ロックアップ プラス(上位株主、VCにロックアップ)
同日上場 プラス(同じ日に上場する銘柄なし)
前回IPOからの期間 なし(特に材料にならない)

2016年は市況の悪化からIPOへの資金流入も減少しており、総合的に見て公募割れする可能性があると思います。

公開比率が高いため、吸収金額(想定価格ベース)が約26.7億円と少し大きくなってしまっており、ロックアップ(VCは1.5倍解除条件有)はかかってますが、需給面が若干良くないです。

初値という観点だけで見れば、ベンチャーキャピタルの売出をもう少し絞ってくれれば面白かったのですが、まぁ仕方ないですね。特にJAIC-みやざき太陽1号投資事業有限責任組合(210,000株)、みやざき未来応援ファンド投資事業有限責任組合(200,000株)は全株放出。

ただ、九州を中心にすでに300店舗を超えるフランチャイズチェーンを展開しており、業績も右肩上がり。九州以外への進出の余地はありそうですし事業自体は面白そう。WASHハウス・コーポレートサイトでは「AI」や「IoT」などのテーマ性のあるキーワードが使われていますが、上場までにどの程度浸透するか。

ぱっと見た感じ少し想定価格が高いんじゃないかと思ってますが、仮条件などを見て抽選参加は最終判断したいと思います。特に気になるのは10月21日に上場予定で吸収金額(想定価格ベース)が約21.2億円の株式会社ユーザベース(3966)の初値。ここがこけるようだと撤退も考えちゃいますね。

(2016/11/2 追記)仮条件は想定価格2,090円に対して2,090円~2,300円と上ブレで強気になりました。また、仮条件決定の際に行った機関投資家等へのヒアリングで「①ビジネスモデルがユニークであり、かつ、完成度も高いこと。②全国への店舗展開及びコインランドリーの利用率上昇により、今後の成長が期待できること。③都心部への出店が計画通りに進捗するかどうか、現状においては不透明であること。」と評価されているそうです。株式会社ユーザベース(3966)の初値も公開価格比1.16倍とまずまずでした。という訳で抽選参加スタンスを「主幹事とSBI証券のみ参加」→「全力参加」に変更します。

初値は公開価格の0.8倍~1.2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

IPOの概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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IPOの日程・スケジュール

上場日 2016年11月22日(火)
仮条件決定日 2016年11月2日(水)
ブックビルディング期間 2016年11月4日(金)~2016年11月10日(木)
公開価格決定日 2016年11月11日(金)
申込期間 2016年11月14日(月)~2016年11月17日(木)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 2,090円
仮条件 2,090円~2,300円
公開価格 未定

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 3,245,200株
公募株数 620,000株
売出株数 492,500株
オーバーアロットメント株数 166,800株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 JAIC-みやざき太陽1号投資事業有限責任組合(210,000株)、みやざき未来応援ファンド投資事業有限責任組合(200,000株)、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合(72,300株)、ジャフコV2-W投資事業有限責任組合(7,200株)、ジャフコV2-R投資事業有限責任組合(3,000株)
公開比率 39.4%
売出比率 44.3%
時価総額(想定価格ベース) 約67.8億円
時価総額(公開価格ベース) 未定

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 76.42
1株あたり利益(予想) 62.10
PER(予想・想定価格ベース) 33.7
PER(予想・公開価格ベース)
1株あたり純資産(前期) 129.65
PBR(前期・想定価格ベース) 16.1
PBR(前期・公開価格ベース)
1株あたり配当(予想) 16
配当利回り(予想・想定価格ベース) 0.77%
配当利回り(予想・公開価格ベース)

企業情報

事業内容/詳細

コインランドリー「WASHハウス」のフランチャイズシステムをFCオーナーに提供する「FC事業」、提供したFC店舗の運営・管理をする「店舗管理事業」、直営店舗の運営等をする「直営事業その他」の各事業を展開。セグメントは「コインランドリーシステムの提供を行う」単一セグメント。

参照有価証券届出書(新規公開時)|WASHハウス株式会社|EDINET
当社グループは、当社および持分法を適用しない非連結子会社1社で構成されており、コインランドリー「WASHハウス」のチェーン本部としてFCシステムをFCオーナーに提供する「FC事業」、提供したFC店舗の運営・管理を行う「店舗管理事業」、直営店舗の運営等を行う「直営事業その他」の各事業を展開しております。

なお、当社はコインランドリーシステムの提供を行う単一セグメントの業態であるため、セグメント情報に代えて事業区分ごとの記載としております。

(1) 事業内容について
当社のコインランドリー「WASHハウス」は、単にコインランドリー機器を販売し、それを購入したオーナーが運営するコインランドリーと違い、出店後における店舗の完全管理を行うことを目的としており、FCオーナーに代わり店舗利用者に気持ち良くご利用いただけるようなサービスを提供し続けることを目指しております。

① FC事業について
FC事業においては当社が出店候補地を選定し、FCオーナーとの間で「WASHハウス」ブランドの店舗の設計、内装工事、機器の設置等をパッケージ化した「WASHハウスコインランドリーシステム一式」を販売するほか、オープンに際しての広告等の開業準備費用、FC加盟金を受領しております。

② 店舗管理事業について
店舗管理事業においては、店舗の「安心・安全・清潔」を維持する為に、24時間365日受付のコールセンター、Webカメラと遠隔コントロールによる即時サポート、毎日の点検・清掃、洗剤の補充、メンテナンス巡回、集金、広告活動等などのサービスを提供し、これらに係る対価を受領しております。

当社はすべてのFC店舗についてコインランドリー店舗の管理を受託しており、店舗収支を含む運営状況を月次でFCオーナーに報告し、月次で集金した売上金から差し引くことによりFCオーナーからコインランドリー管理収入を受領しております。

このように当社のFCシステムではFCオーナーが、店舗管理業務から解放されるため、初期投資コストさえ負担できれば複数の店舗を保有し、地域分散による収益変動リスクを低減することが容易に行える特徴があります。

③ 直営事業その他について
直営事業は、コインランドリー「WASHハウス」を直営店として展開し、店舗利用者から洗濯機、乾燥機の利用料を受領しております。

直営店は、主に新規エリアへの進出時に出店しており、「安心・安全・清潔」なコインランドリーとしての「WASHハウス」ブランドのローカル認知を高め、コインランドリー潜在ユーザーへの利用喚起、FCオーナーと土地オーナー(不動産の有効利用を検討している個人・法人)への店舗モデルの提供など、アンテナ店としての役割を担っております。

その他につきましては、コインランドリーの経費精算業務等に伴う業者からの事務手数料収入などの収益を受領しております。

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役社長  児玉 康孝
本店所在地 宮崎県宮崎市新栄町86番地1
設立年月日 2001年11月28日
監査法人 有限責任監査法人トーマツ
従業員数 87人(平均臨時雇用者数455人)
平均年齢 38.5歳
平均勤続年数 2.0年
平均年間給与 369.6万円

業績

売上・経常利益など業績は以下の通り。

四季報が予想する業績予想の記事は、わかり次第、リンクを貼ってご紹介する予定です。

IPO幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はそれぞれ下記のように各証券会社へ割り当てられました。

引受株式数 割り当て割合
野村証券(主幹事) 945,800株 85.02%
SMBC日興証券 55,600株 5.00%
岡三証券 44,500株 4.00%
エース証券 22,200株 2.00%
ふくおか証券 22,200株 2.00%
SBI証券 11,100株 1.00%
マネックス証券 11,100株 1.00%

上記引受株式数のうち、2,000株を上限として委託幹事(上記以外の証券会社)に回す方針とのこと。

ロックアップ/上位株主TOP10

既存株主にはロックアップ(90日、90日or1.5倍)がかかっており、非ロックアップ株数は概算で1,000株(上場時発行済株数の0.03%)。

非ロックアップ株数は、売出・新株予約権による潜在株式数は除外しました。ベンチャーキャピタル・ファンド系は軒並み1.5倍で解除条件有りですね。1.5倍超えたら売ってくるんじゃないでしょうか。

以上、総合的に考えて、既存株主からの初値形成時の売りは、1.5倍になるまでは気にする必要はないと思います。なお、下記表の所有割合は有価証券届出書に記載されたもので、上場時発行済株数が分母ではありません。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
児玉康孝 963,500株 35.70% 90日
株式会社KDM 777,000株 28.79% 90日
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合 219,000株 8.12% 90日or1.5倍
JAIC-みやざき太陽1号投資事業有限責任組合 210,000株 7.78% 全株売出
みやざき未来応援ファンド投資事業有限責任組合 200,000株 7.41% 全株売出
児玉眞由美 100,000株 3.71% 90日
株式会社宮崎銀行 80,000株 2.96% 90日
ジャフコV2-W投資事業有限責任組合 21,800株 0.81% 90日or1.5倍
児玉ユミ子 20,000株 0.74% 90日
児玉光 15,000株 0.56% 90日

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性があると思います。

IPO相場の傾向(2016年2月~4月)という記事で書きましたが、銘柄に関係なく初値で買いに来る資金は、約2.5億円~約5億円程度と推測しています。

吸収金額(想定価格ベース)が約26.7億円で約25%が売りに回ったと仮定して約6.67億円。銘柄に関係なく初値で買いに来る資金の上限を少し超えます。人気・市況によっては危なそうな気がします。

吸収金額(想定価格ベース) 約26.7億円
吸収金額(公開価格ベース) 未定
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約26.7億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 未定
非ロックアップ比率(概算)*3 0.03%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の0.8倍~1.2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

初値予想(承認時) 0.8倍~1.2倍未満
初値予想(仮条件決定時) 0.8倍~1.2倍未満
抽選参加スタンス(承認時) 主幹事とSBI証券のみ参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 全力参加

抽選結果

わかり次第、更新予定です。

上場結果

わかり次第、更新予定です。

初値 未定
終値(初値の当日) 未定
高値(初値の当日) 未定
安値(初値の当日) 未定
出来高(初値時ティック) 未定
出来高(初値の当日) 未定
初売比率(公募・売出ベース)*4 未定
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 未定
買い需要(初値形成時) 未定
売買代金(初値の当日) 未定

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算