「バリューゴルフ」がIPO、初値予想は?

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「株式会社バリューゴルフ(3931)」の東証マザーズへの新規上場が承認されました。予定される上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずは概要だけ、ざっくりまとめ。

2016年1月27日(水)、株式会社はてな(3930)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「株式会社バリューゴルフ(3931)」で上場日は2016年3月2日(水)を予定しています。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

銘柄名 株式会社バリューゴルフ
銘柄URL http://corp.valuegolf.co.jp/
銘柄コード 3931
上場市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 ゴルフ事業(「1人予約ランド」の運営等のASPサービス、ゴルフ情報誌「月刊バリューゴルフ」の発行等の広告・プロモーションサービス)、広告メディア制作事業、メディカル事業

幹事団や仮条件、BBの日程は?

幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 東京東海証券
その他の引受証券会社 いちよし証券、SMBCフレンド証券、SBI証券、むさし証券、水戸証券、エース証券、マネックス証券
委託幹事
仮条件決定日 2016年2月10日(水)
ブックビルディング期間 2016年2月15日(月)~2016年2月19日(金)

初値形成における好材料/悪材料は?

想定価格は1,240円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約4.6億円で、東証マザーズへの上場となります。初値形成における好材料/悪材料を整理すると下記のようになります。プラスが多く、好材料が上回ると思います。

上場市場 プラス(人気の新興市場)
吸収金額(想定価格ベース) プラス(約4.5億円、超小型)
業種 プラス(人気のネット系)
公開比率 なし(21.9%、普通)
売出比率 プラス(0%、売出なし)
ロックアップ プラス(VC不在、上位株主にロックアップ)
同日上場 プラス(同じ日に上場する銘柄なし)
前回IPOからの期間 プラス(2016年3月1発目)

2016年は年初から市況がかなり悪化していますが、公募割れするような規模ではないと思います。初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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日程・スケジュール

上場日 2016年3月2日(水)
仮条件決定日 2016年2月10日(水)
ブックビルディング期間 2016年2月15日(月)~2016年2月19日(金)
公開価格決定日 2016年2月22日(月)
申込期間 2016年2月24日(水)~2016年2月29日(月)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 1,240円
仮条件 1,220円~1,280円
公開価格 1,280円

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 1,679,600株
公募株数 320,000株
売出株数 0株
オーバーアロットメント株数 48,000株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 なし
公開比率 21.9%
売出比率 0.0%
時価総額(想定価格ベース) 約20.8億円
時価総額(公開価格ベース) 約21.4億円

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 18.56
1株あたり利益(予想) 65.89
PER(予想・想定価格ベース) 18.8
PER(予想・公開価格ベース) 19.4
1株あたり純資産(前期) 90.42
PBR(前期・想定価格ベース) 13.7
PBR(前期・公開価格ベース) 14.2
1株あたり配当(予想) 0
配当利回り(予想・想定価格ベース) 0.00%
配当利回り(予想・公開価格ベース) 0.00%

企業情報

事業内容/詳細

ゴルフ事業を手がけ、かつインターネットで展開するサービス(ゴルフ関連メディアの運営等)が主体ということで、株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(3319)を連想しますね。

参照有価証券届出書(新規公開時)|株式会社バリューゴルフ|EDINET

当社グループは、「世の中の「したい」を具現化し、生活を豊かにする情報を発信し続けるリーディングカンパニーを目指す」という経営ビジョンの下、ゴルフが身近で手軽なものとなるようにプレー予約のASPサービスやゴルフ場のプレー料金、割引クーポン、イベント企画等の情報を掲載したフリーペーパーといった新たなサービスを世に送り出してきた「ゴルフ事業」、主に求人やブライダル関連の情報誌発行会社等のクライアントから広告制作を業務受託する「広告メディア制作事業」、医療機関の特色や治療内容等の情報を発信する書籍の出版を行う「メディカル事業」の3つの事業を展開しております。

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役社長 水口 通夫
本店所在地 東京都港区芝四丁目3番5号ファースト岡田ビル 5F
設立年月日 2004年2月26日
監査法人 有限責任 あずさ監査法人
従業員数 41人(平均臨時雇用者数23人)
平均年齢 38.2歳
平均勤続年数 4.0年
平均年間給与 483.0万円

業績

売上、経常利益は、連結では右肩上がりですね。今期も順調そうです。

四季報が予想する業績予想の記事はこちら

幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はそれぞれ下記のように各証券会社へ割り当てられました。

引受株式数 割り当て割合
東海東京証券(主幹事) 275,200株 86.00%
いちよし証券 16,000株 5.00%
SMBCフレンド証券 9,600株 3.00%
SBI証券 6,400株 2.00%
むさし証券 3,200株 1.00%
水戸証券 3,200株 1.00%
エース証券 3,200株 1.00%
マネックス証券 3,200株 1.00%

上記引受株式数のうち、2,000株は委託に回るとのこと。

ロックアップ/上位株主TOP10

上位株主にはロックアップ(90日)が軒並みかかっており、非ロックアップ株数は概算で125,300株(上場時発行済株数の7.46%)。公募・売出・OA等が上場時発行済株数に占める割合である公開比率が21.9%なので、70.63%くらいがロックアップでカバーされてる感じだと思います。

以上、総合的に考えて、初値形成時の既存株主からの売りは、そこまで気にする必要はないと思います。なお、下記表の所有割合は有価証券届出書に記載されたもので、上場時発行済株数が分母ではありません。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
水口 通夫 690,600株 47.99% 90日
(株)ゼネラルアサヒ 371,000株 25.78% 90日
(株)MMパートナー 80,500株 5.59% 90日
佐藤 久美子 48,200株 3.35% 90日
吉田 一彦 39,800株 2.77% 90日
渡辺 和昭 36,800株 2.56% 90日
岡田 啓 31,600株 2.20% 90日
バリューゴルフ従業員持株会 30,000株 2.08%
(株)北斗社 25,000株 1.74%
東谷 典尚 14,100株 0.98%

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性は低いと思います。

吸収金額(想定価格ベース) 約4.5億円
吸収金額(公開価格ベース) 約4.7億円
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約6.1億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 約6.3億円
非ロックアップ比率(概算)*3 7.46%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

初値予想(承認時) 2倍以上
初値予想(仮条件決定時) 2倍以上
抽選参加スタンス(承認時) 全力参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 全力参加

抽選結果

残念ながら全滅でした…。

上場結果

2016年3月2日(水)、上場の日を迎えました。初日の上限は2,944円

初日の状況は、前場が開く直前、8:59の買い気配は3,100円(126,700株の気配)くらい。公開価格が1,280円ですので、約2.42倍。凄いですね。金額にすると約3.92億円の買い需要。前場が開くと9時ちょい過ぎに見たところでは1,280円に305,400株の買い気配で、約3.90億円。最終的には買い気配は初日の上限2,944円(301,100株の気配)で終値を迎え、約8.86億円まで買いが膨らみましたが、初値は二日目へ持ち越し。

初日だけをとってみれば、はてな(3930)よりは、資金の入りがやや鈍かったものの、順調に高騰していっていますね。

2日目の状況は、前場が開く直前、8:59の買い気配は3,100円(249,900株の気配)くらい。公開価格が1,280円ですので、約2.42倍。

そして、市場が開いてまもなく、9:16に初値がつきました。初値は3,215円。公開価格比で2.51倍!当選された方、おめでとうございます。初値形成時の出来高は272,100株で、約8.7億円の買い需要が発生といった結果になりました。

初値がついた後の値動きはというと、徐々に値を下げ9:50に最安値(2,703円)をつけましたが、その後反転。14:50には最高値(3,400円)をつけ、終値は少しだけ上げて3,355円でした。同じ日に初値をつけた中本パックス(7811)とは対照的な値動き。

初値がらみの数字を整理すると下記の通りです。

初値 3,215円(公開価格比:約2.42倍)
終値(初値の当日) 3,355円
高値(初値の当日) 3,400円
安値(初値の当日) 2,703円
出来高(初値時ティック) 272,100株
出来高(初値の当日) 817,100株
初売比率(公募・売出ベース)*4 73.94%
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 55.16%
買い需要(初値形成時) 約8.7億円
売買代金(初値の当日) 約25.3億円

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算