「グローバルウェイ」がIPO、初値予想は?

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「株式会社グローバルウェイ(3936)」の東証マザーズへの新規上場が承認されました。予定される上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずは概要だけ、ざっくりまとめ。

2016年3月16日(水)、株式会社エディア(3935)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「株式会社グローバルウェイ(3936)」で、上場日は2016年4月19日(火)を予定しています。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

銘柄名 株式会社グローバルウェイ
銘柄URL https://www.globalway.co.jp/
銘柄コード 3936
上場市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 ソーシャル・ウェブメディア事業(働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」の運営および有料職業紹介サービスの提供)、ビジネス・ウェブアプリケーション事業(クラウド型業務用ソフトウェアのカスタマイズ開発、導入支援および自社開発したソフトウェアのライセンス販売)

幹事団や仮条件、BBの日程は?

幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 大和証券
その他の引受証券会社 SBI証券、SMBC日興証券
委託幹事
仮条件決定日 2016年3月31日(木)
ブックビルディング期間 2016年4月4日(月)~2016年4月8日(金)

初値形成における好材料/悪材料は?

想定価格は2,760円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約4.1億円で、東証マザーズへの上場となります。初値形成における好材料/悪材料を整理すると下記のようになります。プラスが多く、好材料が上回ると思います。

上場市場 プラス(人気の新興市場)
吸収金額(想定価格ベース) プラス(約4.1億円、超小型)
業種 プラス(人気のIT・ネット系)
公開比率 プラス(13.2%、低い)
売出比率 プラス(23.1%、やや売出が少ない)
ロックアップ プラス(VC不在、上位株主にロックアップ)
同日上場 プラス(同じ日に上場する銘柄なし)
前回IPOからの期間 なし(特に材料にならない)

2016年は年初から市況がかなり悪化していますが、公募割れするような規模ではないと思います。初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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日程・スケジュール

上場日 2016年4月19日(火)
仮条件決定日 2016年3月31日(木)
ブックビルディング期間 2016年4月4日(月)~2016年4月8日(金)
公開価格決定日 2016年4月11日(月)
申込期間 2016年4月12日(火)~2016年4月15日(金)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 2,760円
仮条件 2,760円~2,960円
公開価格 2,960円

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 1,134,560株
公募株数 100,000株
売出株数 30,000株
オーバーアロットメント株数 19,500株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 ジュン・ヤン(20,000株)、渡辺 信明(10,000株)
公開比率 13.2%
売出比率 23.1%
時価総額(想定価格ベース) 約31.3億円
時価総額(公開価格ベース) 約33.5億円

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 50.11
1株あたり利益(予想) 121.26
PER(予想・想定価格ベース) 22.8
PER(予想・公開価格ベース) 24.4
1株あたり純資産(前期) 205.20
PBR(前期・想定価格ベース) 13.5
PBR(前期・公開価格ベース) 14.4
1株あたり配当(予想) 0.0
配当利回り(予想・想定価格ベース) 0.00%
配当利回り(予想・公開価格ベース) 0.00%

企業情報

事業内容/詳細

ソーシャル・ウェブメディア事業、ビジネス・ウェブアプリケーション事業を展開。セグメントもこの2つ。

ソーシャル・ウェブメディア事業では、転職・就活向けに年収・評判・求人情報を掲載するサイト「キャリコネ」を運営しています。評判(口コミ)ってところが今っぽい感じがしますね。

ビジネス・ウェブアプリケーション事業では、Salesforce.com社やNetSuite社等が提供するクラウド型業務用ソフトウェアのカスタマイズ・導入支援等。また、カスタマイズ・導入支援等を行った顧客へ「Salesforce」や「NetSuite」等のソフトウェアから機能を選別した業務用ソフトウェアのライセンス販売を行うということもしています。クラウド型業務用ソフトウェアのカテゴリーは、顧客管理(CRM)、販売管理(ERP)そしてデータ管理(DMP)だそうです。

参照有価証券届出書(新規公開時)|株式会社グローバルウェイ|EDINET

当社は、事業の種類別にソーシャル・ウェブメディア事業とビジネス・ウェブアプリケーション事業の2つを報告セグメントとしております。ソーシャル・ウェブメディア事業ではITシステムに対する理解を強みとして、社会人や就職活動生(以下、「求職者」という。)を対象とするインターネット情報サイト運営及びIT業界等を中心とした人材紹介サービス、ビジネス・ウェブアプリケーション事業ではクラウド領域に特化したシステム導入及びソフトウェア製品の開発を展開しております。

1.ソーシャル・ウェブメディア事業
当社のソーシャル・ウェブメディア事業は、企業の口コミ情報(「企業の年収・評判」)、口コミ情報等を基にしたニュース記事(「企業ニュース」)、求人情報(「転職・求人」)等を取扱う働く人のための情報プラットフォーム「キャリコネ」をインターネット上にて運営しているワークプレイス・メディアサービスと、当社の転職コンサルタントが求人企業に求職者の紹介(有料職業紹介)を行うリクルーティング・サービスから構成されております。

2.ビジネス・ウェブアプリケーション事業
ビジネス・ウェブアプリケーション事業は、Salesforce.com社やNetSuite社等が提供するクラウド型業務用ソフトウェアを顧客のニーズに併せてカスタマイズ開発するサービスデリバリ・サポートと「Salesforce」や「NetSuite」等のソフトウェアから汎用性の高い機能を選別して自社開発した業務用ソフトウェアをサービスデリバリ・サポート等の顧客にライセンス販売するプロダクト・ディベロップメントから構成されております。

当事業が注力するクラウド型業務用ソフトウェアの対象領域は顧客管理(CRM*3)、販売管理(ERP*4)及びデータ管理(DMP*5)であります。

*3.CRM
Customer Relationship Managementの略称。顧客の属性や対応履歴を記録・管理し、きめ細かい対応を行うことで長期的で良好な関係を築き、売上の向上や顧客満足度の向上のための取り組みに利用されるソフトウェアのこと。

*4.ERP
Enterprise Resource Planningの略称。企業にあるヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を有効に活用し、企業の経営をより効率的に行うためのソフトウェアのこと。

*5.DMP
Data Management Platformの略称。データを収集して加工したり、データを格納するためのデータベースソフトウェアのこと。マーケティング分析や管理会計の基礎データとして活用される。

セグメント別の業績を見ていくと、前期(第11期)がソーシャル・ウェブメディア事業(売上:46.50%、利益:59.74%)、ビジネス・ウェブアプリケーション事業(売上:53.50%、利益:40.26%)。今期(第12期第3四半期)がソーシャル・ウェブメディア事業(売上:51.95%、利益:48.05%)、ビジネス・ウェブアプリケーション事業(売上:75.79%、利益:24.21%)。ソーシャル・ウェブメディア事業の方が伸びているみたいですね。

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役社長 各務 正人
本店所在地 東京都港区三田二丁目14番5号
設立年月日 2004年10月21日
監査法人 新日本有限責任監査法人
従業員数 62人(平均臨時雇用者数4人)
平均年齢 36.3歳
平均勤続年数 3.0年
平均年間給与 653.7万円

業績

売上は右肩上がりの傾向。経常利益はぼっこり凹んでいるところもありますが、ちょっとづつ増えてます。今期は何だか売上・経常利益ともに一気にばいーんと上がってますね。

四季報が予想する業績予想の記事はこちら

幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はそれぞれ下記のように各証券会社へ割り当てられました。

引受株式数 割り当て割合
大和証券(主幹事) 124,800株 96.00%
SBI証券 2,600株 2.00%
SMBC日興証券 2,600株 2.00%

上記引受株式数のうち、1,300株を上限として委託に回るとのこと。

ロックアップ/上位株主TOP10

既存株主にはロックアップ(90日or1.5倍)が軒並みかかっており、非ロックアップ株数は概算でわずか9,790株(上場時発行済株数の0.86%)。

以上、総合的に考えて、初値形成時の既存株主からの売りは、1.5倍になるまでは、気にする必要はないと思います。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
各務 正人 781,000株 73.36% 90日or1.5倍
ジュン・ヤン 96,000株 9.02% 90日or1.5倍
渡辺 信明 60,560株 5.69% 90日or1.5倍
株式会社ディスコ 30,000株 2.82% 90日or1.5倍
株式会社インテリジェンス 30,000株 2.82% 90日or1.5倍
佐藤 三朋 16,000株 1.5% 90日or1.5倍
各務 香奈恵 8,000株 0.75% 90日or1.5倍
山本 慶一 5,650株 0.53% 90日or1.5倍
太田 達志 3,600株 0.34% 90日or1.5倍

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性は低いと思います。吸収金額がかなり少なく、公募割れのリスクは大分低いはずですので、抽選には安心して参加出来ます。

吸収金額(想定価格ベース) 約4.2億円
吸収金額(公開価格ベース) 約4.4億円
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約4.3億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 約4.7億円
非ロックアップ比率(概算)*3 0.86%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

初値予想(承認時) 2倍以上
初値予想(仮条件決定時) 2倍以上
抽選参加スタンス(承認時) 全力参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 全力参加

抽選結果

全滅でした。

上場結果

2016年4月19日(火)、上場の日を迎えました。

初日の状況は、前場が開く直前、8:59の買い気配は11,840円(62,800株の気配)くらい。公開価格が2,960円ですので、約4.00倍。金額にすると約7.4億円の買い需要。注文受付価格の範囲の上限11,840円ではりつくという凄まじい人気っぷり。

前場が開くと9時ちょい過ぎに見たところでは2,960円に27,900株の売り気配。公募割れ回避には約0.8億円が必要だったということになりますが、まぁこれは全く問題なしですね。しかし、出てくる売りの枚数が少ない。もちろん人気もあると思いますが、供給(売り)が少ないことで高騰に拍車がかかっている状況。本日の上限は6,810円なので、初値は二日目以降に持ち越しということでほぼ決まりですね。

そして予定通り、初日の上限に到達。即金規制のかかる二日目に初値は持ち越しとなりました。初日引け15:00の買い気配は6,810円(282,900株の気配)。買いは約19.2億円まで膨張。売りは46,600株の気配なので、公募・売出・OA・その他株数計の149,500株に対して31.17%程度しか出てきていません。2016年2~4月の傾向では初値がつく段階では60%以上になることが多かったんですが、明日にはその程度までいくか?なお、二日目の上限は15,670円です。

二日目の状況は、前場が開く直前、8:59の買い気配は12,000円(57,100株の気配)くらい。公開価格が2,960円ですので、約4.05倍。金額にすると約6.8億円の買い需要。前場が開くと9時ちょい過ぎに見たところでは6,810円に47,500株の売りが出てました。まだまだ売りが少ない。

前場では寄らず、後場に入り13:23に初値がつきます。初値は14,000円。公開価格比で約4.73倍。当選してたら1発100万オーバーの利益!当たりたかったですねー。初値形成時の出来高は107,700株で、約15.0億円の買い需要が発生。

値がついた後の値動きはというと、はじめは一度15,000円にリーチがかかるところまで値を上げた後、急落。13:39に最安値(13,010円)をつけましたが、その後盛り返します。14:28に最高値となる15,400円に到達。終盤は今日持ち越したくなさそうな売りが出て、13,000円台まで落ちましたが、最後少し戻して14,300円が終値。

初値がらみの数字を整理すると下記の通りです。

初値 14,000円(公開価格比:約4.73倍)
終値(初値の当日) 14,300円
高値(初値の当日) 15,400円
安値(初値の当日) 13,010円
出来高(初値時ティック) 107,700株
出来高(初値の当日) 255,800株
初売比率(公募・売出ベース)*4 72.04%
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 67.61%
買い需要(初値形成時) 約15.0億円
売買代金(初値の当日) 約36.0億円

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算