「株式会社エルテス(3967)」がIPO、初値予想など情報まとめ

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「株式会社エルテス(3967)」の東証へのIPOが承認されました。予定される新規上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずはIPOの概要だけ、ざっくりまとめ。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

2016年10月24日(月)、株式会社JMC(5704)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「株式会社エルテス(3967)」で、主幹事はSBI証券上場日は2016年11月29日(火)を予定しています。

想定価格は1,620円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約4.0億円で、東証マザーズへの上場となります。

メモIPO投資ってどうやって始めるの?

IPO投資の始め方(IPO投資って何?~IPO投資の強み~IPO投資、二つのやり方~始めるのに最低限必要なもの)」という記事を書きました。ご参考にどうぞ。

銘柄名 株式会社エルテス
銘柄URL https://eltes.co.jp/
銘柄コード 3967
上場市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供

IPO幹事団や仮条件、BBの日程は?

IPO幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 SBI証券
その他の引受証券会社 みずほ証券、SMBC日興証券、岡三証券、香川証券、極東証券、マネックス証券、藍澤証券、東洋証券
委託幹事
仮条件決定日 2016年11月8日(火)
ブックビルディング期間 2016年11月10日(木)~2016年11月16日(水)

初値形成における好材料/悪材料は?

初値形成における好材料/悪材料を整理したものが下記。プラス・マイナスの数を比較するとプラスが上回ると思います。

上場市場 プラス(人気の新興市場)
吸収金額(想定価格ベース) プラス(約4.0億円、超小型)
業種 プラス(人気のIT・ネット系、テーマ性あり)
公開比率 プラス(10.6%、低い)
売出比率 なし(30.6%、普通)
ロックアップ マイナス(VC、上位株主にロックアップも一部対象外)
同日上場 マイナス(3社同日上場)
前回IPOからの期間 なし(特に材料にならない)

2016年は市況の悪化からIPOへの資金流入も減少していますが、総合的に見て公募割れする可能性は低いと思います。

人気の新興市場、吸収金額(想定価格ベース)は約4.0億円と超小型、人気のIT・ネット系、テーマ性あり(ビッグデータ)ということでIPO的にはドストライクな銘柄。公開比率も低いため印象は良いです。

懸念点は3社同日上場による資金分散とロックアップのかかりが若干悪い点でしょうか。初値はかなり上がると思いますが青天井に初値が伸びるというのは少し楽観的過ぎるかもしれません。

3社同日上場の中では、株式会社JMC(5704)とこの株式会社エルテス(3967)の2社はともに吸収金額(想定価格ベース)も小さめですしテーマ性もあるということで、株式会社スタジオアタオ(3550)が一番割を食う結果になりそうです。

初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

IPOの概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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IPOの日程・スケジュール

上場日 2016年11月29日(火)
仮条件決定日 2016年11月8日(火)
ブックビルディング期間 2016年11月10日(木)~2016年11月16日(水)
公開価格決定日 2016年11月17日(木)
申込期間 2016年11月21日(月)~2016年11月25日(火)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 1,620円
仮条件 1,650円~1,790円
公開価格 未定

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 2,351,600株
公募株数 150,000株
売出株数 66,100株
オーバーアロットメント株数 32,400株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 Hero Holdings株式会社(45,600株)、羽藤秀雄(10,000株)、香川証券株式会社(5,000株)、川﨑史顯(3,000株)、高木健美(2,500株)
公開比率 10.6%
売出比率 30.6%
時価総額(想定価格ベース) 約38.0億円
時価総額(公開価格ベース) 未定

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 47.92
1株あたり利益(予想) 50.22
PER(予想・想定価格ベース) 32.3
PER(予想・公開価格ベース)
1株あたり純資産(前期) 444.16
PBR(前期・想定価格ベース) 3.6
PBR(前期・公開価格ベース)
1株あたり配当(予想)
配当利回り(予想・想定価格ベース)
配当利回り(予想・公開価格ベース)

企業情報

事業内容/詳細

リスクに特化したビッグデータ解析技術を基に、企業を中心としたあらゆる組織が晒されるリスクを解決するためのソリューションを提供するソーシャルリスク事業を展開。セグメントはソーシャルリスク事業の単一セグメント。

参照有価証券届出書(新規公開時)|株式会社エルテス|EDINET
当社は、「リスクを解決する社会インフラの創出」をミッションに、リスクに特化したビッグデータ解析技術を基に、企業を中心としたあらゆる組織が晒されるリスクを解決するためのソリューションを提供しております。

スマートフォンやSNSの普及に伴い、いつでも誰でもインターネット上での情報発信ができることになりコミュニケーションは多様化しました。他方でその発展の副作用から、情報漏洩や不適切な投稿等に伴う、ネット炎上等で被害を受ける個人や企業が後を絶たない状況にあり、重要なインフラストラクチャ―としてのインターネットの信頼性を回復させることが社会的な重要課題となっております。

このように、インターネットにおける風評被害、炎上、情報漏洩、サイバーアタックといったデジタルリスクは、テクノロジーの発展に伴い発生してきました。これらは、ソーシャルメディアの普及やデバイスの高度化によって、さらに加速しております。

当社は、データ解析技術とコンサルティングを通して、このようなデジタルリスクを解決し、社会的な課題を解決し、社会の危機を未然に防ぐことを目指しております。

デジタルリスクに対応するために、当社では、データ上の動きからリスクの予兆を捉える「リスクインテリジェンス」、リスク発生を早期に把握するための「リスクモニタリング」、危機発生後に速やかに顧客が適切な対応が取れるようにアドバイスする「リスクコンサルティング」の各分野において、サービスを提供しております。

特に、ソーシャルメディアを中心としたWeb上の様々なメディアに起因するソーシャルリスクを回避、解決するためのサービスをソーシャルリスク事業として展開しております。

ソーシャルリスク事業においては、当社固有のノウハウと事例研究の蓄積によって、収集したビッグデータからリスクを高精度で洗い出す技術を開発し、課題解決に取り組んでまいりました。

具体的には、ネット炎上を未然に防ぐためのソリューション、危機発生時の対応方法コンサルティング、レピュテーション回復のためのサービスを、顧客の特性に応じてワンストップで提供しております。

また、不正や犯罪の予知及び検知といったデジタルリスクの予兆を解析するリスクインテリジェンスサービスを開始しており、企業や組織に対し提供できるサービスの領域の拡充に努めております。

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役 菅原 貴弘
本店所在地 東京都港区新橋五丁目14番10号
設立年月日 2012年4月26日
監査法人 三優監査法人
従業員数 75人(平均臨時雇用者数54人)
平均年齢 29.8歳
平均勤続年数 1.4年
平均年間給与 448.4万円

業績

売上・経常利益など業績は以下の通り。

四季報が予想する業績予想の記事は、わかり次第、リンクを貼ってご紹介する予定です。

IPO幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はそれぞれ下記のように各証券会社へ割り当てられました。

引受株式数 割り当て割合
SBI証券(主幹事) 181,300株 83.90%
みずほ証券 21,600株 10.00%
SMBC日興証券 2,200株 1.02%
岡三証券 2,200株 1.02%
香川証券 2,200株 1.02%
極東証券 2,200株 1.02%
マネックス証券 2,200株 1.02%
藍澤証券 1,100株 0.51%
東洋証券 1,100株 0.51%

上記引受株式数のうち、2,000株を上限として委託幹事(上記以外の証券会社)に回す方針とのこと。

ロックアップ/上位株主TOP10

既存株主にはロックアップ(90日、90日or1.5倍、180日)がかかっており、非ロックアップ株数は概算で591,100株(上場時発行済株数の25.14%)。

非ロックアップ株数は、売出・新株予約権による潜在株式数は除外しました。ベンチャーキャピタル・ファンド系は軒並み1.5倍で解除条件有りですね。1.5倍超えたら売ってくると思います。

若干ロックアップのかかりが悪い気がします。産業革新機構やNTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合あたりは継続所有等の確約がありますが、ロックアップのかかっていない株主が11位以降にもちょこちょこいるので、積み重なるとそこそこいきそうかなと。

以上、総合的に考えて、既存株主からの初値形成時の売りは、少し気にかけておいた方が良いと思います。なお、下記表の所有割合は有価証券届出書に記載されたもので、上場時発行済株数が分母ではありません。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
菅原 貴弘 711,600株 29.41% 90日
(株)TSパートナーズ 254,200株 10.51% 90日
(株)産業革新機構 250,000株 10.33% 継続所有等の確約
宮前 幸央 100,000株 4.13% 90日or1.5倍
NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合 83,300株 3.44% 継続所有等の確約
瓜生 健太郎 75,900株 3.14%
(株)電通 62,500株 2.58%
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(株) 60,000株 2.48% 90日or1.5倍
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 50,000株 2.07%
(株)アドベンチャー 50,000株 2.07% 90日or1.5倍

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性は低いと思います。

IPO相場の傾向(2016年2月~4月)という記事で書きましたが、銘柄に関係なく初値で買いに来る資金は、約2.5億円~約5億円程度と推測しています。

吸収金額(想定価格ベース)が約4.0億円で約25%が売りに回ったと仮定して約1.0億円。銘柄に関係なく初値で買いに来る資金でカバー出来そうかなと思います。

吸収金額(想定価格ベース) 約4.0億円
吸収金額(公開価格ベース) 未定
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約13.6億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 未定
非ロックアップ比率(概算)*3 25.14%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の2倍以上と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

初値予想(承認時) 2倍以上
初値予想(仮条件決定時) 2倍以上
抽選参加スタンス(承認時) 全力参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 全力参加

抽選結果

わかり次第、更新予定です。

上場結果

わかり次第、更新予定です。

初値 未定
終値(初値の当日) 未定
高値(初値の当日) 未定
安値(初値の当日) 未定
出来高(初値時ティック) 未定
出来高(初値の当日) 未定
初売比率(公募・売出ベース)*4 未定
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 未定
買い需要(初値形成時) 未定
売買代金(初値の当日) 未定

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算