「エディア」がIPO、初値予想は?

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「株式会社エディア(3935)」の東証マザーズへの新規上場が承認されました。予定される上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずは概要だけ、ざっくりまとめ。

2016年3月11日(木)、株式会社丸八ホールディングス(3504)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「株式会社エディア(3935)」で、上場日は2016年4月15日(金)を予定しています。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

銘柄名 株式会社エディア
銘柄URL http://www.edia.co.jp/
銘柄コード 3935
上場市場 東証マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 ゲームサービス事業、ライフサポート事業

幹事団や仮条件、BBの日程は?

幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 SBI証券
その他の引受証券会社 SMBCフレンド証券、極東証券、みずほ証券、岩井コスモ証券、岡三証券、髙木証券、東洋証券、マネックス証券、水戸証券
委託幹事 岡三オンライン証券
仮条件決定日 2016年3月28日(月)
ブックビルディング期間 2016年3月30日(水)~2016年4月5日(火)

初値形成における好材料/悪材料は?

想定価格は1,510円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約4.2億円で、東証マザーズへの上場となります。初値形成における好材料/悪材料を整理すると下記のようになります。プラスが多く、好材料が上回ると思います。

上場市場 プラス(人気の新興市場)
吸収金額(想定価格ベース) プラス(約4.2億円、超小型)
業種 プラス(人気のIT・ネット系)
公開比率 プラス(17.2%、低い)
売出比率 なし(34.2%、特に材料になる比率ではない)
ロックアップ マイナス(VCに一部のみロックアップ)
同日上場 プラス(同じ日に上場する銘柄なし)
前回IPOからの期間 なし(特に材料にならない)

2016年は年初から市況がかなり悪化していますが、公募割れするような規模ではないと思います。ロックアップが一部のみということでベンチャーキャピタル・ファンド系からも売りは出るかもしれませんが、初値が上がるツボは押さえてますね。初値は公開価格の1.5倍~2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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日程・スケジュール

上場日 2016年4月15日(金)
仮条件決定日 2016年3月28日(月)
ブックビルディング期間 2016年3月30日(水)~2016年4月5日(火)
公開価格決定日 2016年4月6日(水)
申込期間 2016年4月8日(金)~2016年4月13日(水)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 1,510円
仮条件 1,510円~1,630円
公開価格 1,630円

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 1,620,000株
公募株数 160,000株
売出株数 83,000株
オーバーアロットメント株数 36,400株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 原尾 正紀(63,000株)、田口 政実(10,000株)、賀島 義成(10,000株)
公開比率 17.2%
売出比率 34.2%
時価総額(想定価格ベース) 約24.4億円
時価総額(公開価格ベース) 約26.4億円

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 6.67
1株あたり利益(予想) 108.81
PER(予想・想定価格ベース) 13.9
PER(予想・公開価格ベース) 15.0
1株あたり純資産(前期) 201.53
PBR(前期・想定価格ベース) 7.5
PBR(前期・公開価格ベース) 8.1
1株あたり配当(予想) 0.0
配当利回り(予想・想定価格ベース) 0.00%
配当利回り(予想・公開価格ベース) 0.00%

企業情報

事業内容/詳細

ゲームサービス事業、ライフサポート事業を展開。代表サービスは麻雀とカードバトルが融合したファンタジーRPG・スマートフォン向けゲームアプリ『魔雀ヴィーナスバトル』だそうで。セグメントはモバイルインターネットサービス事業の単一セグメント。

参照有価証券届出書(新規公開時)|株式会社エディア|EDINET

当社は、『SMART MEDIA COMPANY』を企業コンセプトに掲げ、スマートフォンなどのモバイル向けコンテンツサービスの企画・開発・運営を行うモバイルインターネットサービス事業を主たる事業としています。

当社の特徴としては、携帯電話の黎明期から実用性とエンターティメント性にこだわった「新しくて面白い」モバイル向けコンテンツサービスを手掛けてまいりました。変化の激しいモバイル業界にタイムリーに対応するため、企画から開発、運用に至るまで一貫して社内で内製できる体制を構築し、ゲームからナビゲーションまで自社開発できる高い技術力を有しています。

今期は株式会社グリフォンからの売上が急増。高い技術力を生かして他企業からの制作業務受注に活路を見出したということでしょうか?

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役社長CEO 原尾 正紀
本店所在地 東京都千代田区一ツ橋二丁目4番3号
設立年月日 1999年4月9日
監査法人 太陽有限責任監査法人
従業員数 54人(平均臨時雇用者数6人)
平均年齢 31.8歳
平均勤続年数 4.1年
平均年間給与 409.4万円

業績

売上は、伸び悩みを感じます。経常利益は年によっては赤字の年もありますね。出入りが激しい。今期の売上・利益は好調。ソーシャルアプリを開発するCyberAgentとGREEのジョイントベンチャーである株式会社グリフォンからの売上が今期から激増(販売相手先の28.3%でトップ)していましたので、その影響だと思います。

四季報が予想する業績予想の記事はこちら

幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はそれぞれ下記のように各証券会社へ割り当てられました。

引受株式数 割り当て割合
SBI証券(主幹事) 214,200株 88.15%
SMBCフレンド証券 4,800株 1.98%
極東証券 4,800株 1.98%
みずほ証券 4,800株 1.98%
岩井コスモ証券 2,400株 0.99%
岡三証券 2,400株 0.99%
髙木証券 2,400株 0.99%
東洋証券 2,400株 0.99%
マネックス証券 2,400株 0.99%
水戸証券 2,400株 0.99%

上記引受株式数のうち、2,000株を上限として委託に回るとのこと。私の知る限りでは、委託幹事は岡三オンライン証券です。

ロックアップ/上位株主TOP10

既存株主にはロックアップが色々(90日or1.5倍と90日と180日)かかっていますが、ベンチャーキャピタルの一部の株にロックアップがかかっていなかったりしまして、非ロックアップ株数は概算で320,100株(上場時発行済株数の19.76%)。わりと残ってますね。

ベンチャーキャピタル・ファンド系の非ロックアップ株数ですが、投資事業組合オリックス8号(50,000株)、オリックス7号投資事業有限責任組合(15,000株)、みずほキャピタル株式会社(12,500株)、株式会社ヒロ・アセット(15,000株)、Asia IT Investments LP(13,400株)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(6,000株)といったところで、総数111,900株(上場時発行済株数の6.91%)。

以上、総合的に考えて、初値形成時の既存株主からの売りは、そこそこ意識しておいた方が良いと思います。あと、どうやら夏目三法氏は夏目三久さんのお父さんみたいですね。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
原尾 正紀 612,200株 36.65% 180日
夏目 三法 135,400株 8.10% 90日or1.5倍
投資事業組合オリックス8号 100,000株 5.99% 90日or1.5倍(50,000株のみ)
田口 政実 79,600株 4.76% 90日
エスシージェイジャパン株式会社 76,600株 4.59% 90日or1.5倍
夏目 理江 50,200株 3.00% 90日or1.5倍
株式会社FEインベスト 35,000株 2.10% 90日or1.5倍
東森 喜代 34,000株 2.04% 90日or1.5倍
オリックス7号投資事業有限責任組合 30,000株 1.80% 90日or1.5倍(15,000株のみ)
みずほキャピタル株式会社 25,000株 1.50% 90日or1.5倍(12,500株のみ)

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性は低いと思います。吸収金額がかなり少なく、公募割れのリスクは大分低いはずですので、VCからも売りが出そう等の不安要素もありますが、抽選には安心して参加出来ます。

吸収金額(想定価格ベース) 約4.2億円
吸収金額(公開価格ベース) 約4.5億円
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約9.0億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 約9.7億円
非ロックアップ比率(概算)*3 19.76%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の1.5倍~2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては全力参加の予定です。

初値予想(承認時) 1.5倍~2倍未満
初値予想(仮条件決定時) 1.5倍~2倍未満
抽選参加スタンス(承認時) 全力参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 全力参加

抽選結果

全滅でした。

上場結果

2016年4月15日(金)、上場の日を迎えました。

初日の状況は、前場が開く直前、8:59の買い気配は2,700円(159,300株の気配)くらい。公開価格が1,630円ですので、約1.65倍。金額にすると約4.3億円の買い需要。初日の上限3,750円まで、どこまで迫れるか。

前場が開くと9時ちょい過ぎに見たところでは1,630円に130,000株の売り気配。公募割れ回避には約2.1億円が必要だったということになりますが、これを十分上回る買いが入り特買い。

そして、後場に入ってまもなく12:57に初値がつきます。初値は3,165円。公開価格比で約1.94倍。初値形成時の出来高は316,900株で、約10.0億円の買い需要が発生。朝の気配より大分伸びました。

値がついた後の値動きはというと、当初は値を上げ、13:16に最高値(3,530円)をつけましたが、その後は値を下げ3,000円~3,200円程度のレンジに。そして14:00過ぎに一気に急落、14:29に最安値(2,760円)をつけます。そのまま大きく値を上げる局面はなく 2,790円で終値。

初値がらみの数字を整理すると下記の通りです。

初値 3,165円(公開価格比:約1.94倍)
終値(初値の当日) 2,790円
高値(初値の当日) 3,530円
安値(初値の当日) 2,760円
出来高(初値時ティック) 316,900株
出来高(初値の当日) 2,183,700株
初売比率(公募・売出ベース)*4 113.42%
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 52.86%
買い需要(初値形成時) 約10.0億円
売買代金(初値の当日) 約68.6億円

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算