「オークネット」がIPO、初値予想など情報まとめ(上場中止)

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(2016/9/9 追記)東証から発表があり、オークネットから新規上場を取り止める旨の申出があったため、上場承認を取り消すとのこと。理由ですが、オークネットの発表によれば、最近の株式市場の動向等諸般の情勢を勘案し中止、上場を延期だそうです。思ったより人気なかったんですかね?

「株式会社オークネット(3964)」の東証へのIPOが承認されました。予定される新規上場スケジュールから幹事団、最も気になる「初値予想」や新規公開株としての評価・価格、当選・上場結果まで一通りの情報を、この記事でまとめます。

まずはIPOの概要だけ、ざっくりまとめ。

新規上場(IPO)する銘柄、市場は?

2016年8月26日(金)、シンクロ・フード株式会社(3963)に続いて新規上場が発表されました。IPOが承認されたのは「株式会社オークネット(3964)」で、主幹事は野村証券上場日は2016年9月30日(金)を予定しています。

想定価格は1,500円(売買単元100株)。吸収金額(想定価格ベース)はオーバーアロットメント含め約109.0億円で、東証一部or二部(未定)への上場となります。

メモIPO投資ってどうやって始めるの?

IPO投資の始め方(IPO投資って何?~IPO投資の強み~IPO投資、二つのやり方~始めるのに最低限必要なもの)」という記事を書きました。ご参考にどうぞ。

銘柄名 株式会社オークネット
銘柄URL http://www.aucnet.co.jp/
銘柄コード 3964
上場市場 東証一部or二部(未定)
業種 情報・通信業
事業内容 インターネットを利用したオークションの主催および運営等の情報流通支援サービス事業

IPO幹事団や仮条件、BBの日程は?

IPO幹事団や仮条件、ブックビルディングの日程は下記の通りです。

主幹事 野村証券
その他の引受証券会社 みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、エース証券、いちよし証券、マネックス証券
委託幹事 カブドットコム証券
仮条件決定日 2016年9月9日(金)
ブックビルディング期間 2016年9月12日(月)~2016年9月16日(金)

初値形成における好材料/悪材料は?

初値形成における好材料/悪材料を整理したものが下記。プラス・マイナスの数を比較するとプラス・マイナス半々だと思います。

上場市場 保留
吸収金額(想定価格ベース) マイナス(約109.0億円、大型)
業種 プラス(人気のIT・ネット系)
公開比率 なし(23.4%、普通)
売出比率 なし(36.7%、普通)
ロックアップ プラス(VC不在、上位株主にロックアップ)
同日上場 マイナス(2社同日上場)
前回IPOからの期間 なし(特に材料にならない)

2016年は市況の悪化からIPOへの資金流入も減少しており、総合的に見て公募割れする可能性があると思います。

吸収金額(想定価格ベース)は約109.0億円と大きいのが初値を抑制しそうな最大の要素。加えて2社同日上場が痛いですね。ロックアップ(1.5倍解除条件なし)はきっちりかかっておりベンチャーキャピタル・ファンド系も不在、人気のIT・ネット系ではありますが、需給面は好条件ではありません。なお、MBO後の再上場という案件です。

初値は公開価格の0.8倍~1.2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては不参加の予定です。

メモ抽選への参加スタンスはどう考えている?

抽選に当選し初値で売る場合、いわゆる公募割れ(初値が公開価格を下回ること)が発生しなければ、(手数料は考えないとして)損はしません。つまり公募割れするかしないかの見極めが最も大事。私は、公募割れしないと思った銘柄には積極的に参加しています。初値予想は、資金の都合で全ての抽選に参加出来ない場合に、優先順位をつけるために私は予想しています。

IPOの概要は以上ですが、以下で詳細をまとめていきたいと思います。

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IPOの日程・スケジュール

上場日 2016年9月30日(金)
仮条件決定日 2016年9月9日(金)
ブックビルディング期間 2016年9月12日(月)~2016年9月16日(金)
公開価格決定日 2016年9月20日(火)
申込期間 2016年9月21日(水)~2016年9月27日(火)

※証券会社によってはスケジュールが多少ずれる場合があります。ご注意を。

メモ抽選にはいつ参加できる?

各証券会社によっても違いますが、ざっくり前期型と後期型に分かれます。前期型はブックビルディング期間に抽選申込、公開価格決定日あたりで抽選というパターン。後期型はブックビルディング期間にブックビルディング、申込期間に抽選申込、申込期間終了後に抽選というパターンが多いです。

株式情報

売買単元/価格

売買単元 100株
想定価格 1,500円
仮条件 未定
公開価格 未定

メモブックビルディングの価格はいくらで抽選対象になるの?

仮条件の上限の価格で参加すれば抽選対象になります。成行が指定できる場合は成行でも抽選対象になります。

なぜかというと、抽選対象となるには公開価格以上の希望価格を指定しなくてはならないので、確実に抽選対象となるには上限の価格を指定する必要があるためです。最近ではほとんどの場合、公開価格は仮条件の上限の価格になります。

株式数/時価総額

上場時発行済株数 31,069,000株
公募株数 4,000,000株
売出株数 2,320,000株
オーバーアロットメント株数 948,000株
その他株数(海外募集等) 0株
売出人 フレックスコーポレーション株式会社(1,000,000株)、株式会社オリエントコーポレーション(700,000株)、藤崎清孝(500,000株)、藤崎慎一郎(45,000株)、藤崎真弘(45,000株)、石井孝明(30,000株)
公開比率 23.4%
売出比率 36.7%
時価総額(想定価格ベース) 約466.0億円
時価総額(公開価格ベース) 未定

メモ公開比率・売出比率って何?

公開比率とは、公募・売出株数が上場時発行済株数に占める割合です。要はIPOで今まで非公開だった株がどれ位の割合で公開されたか、ということ。初値を決める最大の要因は需給。公開の割合が低い方が供給が抑えられ希少性が高いということを意味しますので、公開比率は低い方が好感される傾向にあります。

売出比率とは、売出株数が公募・売出株数に占める割合です。IPO以降の新しい株主は基本的にその銘柄の将来性に期待して株を買う訳なので、上場のタイミングで大量の株を売り出すのは、将来性を疑われる行為。売出人がその銘柄に将来性を感じているなら保有し続けた方が得なはずですからね。という訳で売出比率は低い方が好感される傾向にあります。

株式指標

1株あたり利益(前期) 90.58
1株あたり利益(予想)
PER(予想・想定価格ベース)
PER(予想・公開価格ベース)
1株あたり純資産(前期) 411.74
PBR(前期・想定価格ベース)
PBR(前期・公開価格ベース)
1株あたり配当(予想)
配当利回り(予想・想定価格ベース)
配当利回り(予想・公開価格ベース)

企業情報

事業内容/詳細

中古車を主とするオークション関連事業を展開。中古車の他は中古スマートフォン・中古PC等の中古デジタル機器、中古バイク、花き、ブランド品等。セグメントは四輪事業、デジタルプロダクツ事業、その他情報流通事業、その他事業の4つ。

参照有価証券届出書(新規公開時)|株式会社オークネット|EDINET
当社グループは、当社及び連結子会社13社(他に非連結子会社11社)、持分法適用関連会社1社(他に持分法を適用していない関連会社8社)で構成されており、中古車を中心として、中古スマートフォン・中古PC等の中古デジタル機器、中古バイク、花き、ブランド品等のオークション関連事業を主たる業務としております。

(1) 四輪事業
(TVAA・共有在庫市場)
当事業は、インターネットによる中古車の業者間取引関連ビジネスを、中古自動車販売業者等に対して会員制で当社が行っており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(ライブ中継オークション)
当事業は、当社が提携する現車オークション会場をリアルタイムで接続するライブ中継オークションを提供しており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(Web入札サービス)
当事業は、落札代行、出品代行、輸送代行、その他関連事業で構成され、株式会社アイオークが提供しており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(車両検査サービス)
当事業は、中古車・中古バイクの車両検査及び車両検査技能に関する研修業務を株式会社AISが行っており、検査料収入と研修に関わる収入が主な収益となります。

(2) デジタルプロダクツ事業
(モバイル)
当事業は、当社と株式会社オークネットデジタルプロダクツで提供しており、国内で買取・下取された中古スマートフォンやタブレット端末のオークションを、国内外(日本・アメリカ・香港・東南アジア等)の事業者が参加のうえ開催し、オークション手数料収入が主な収益となります。

(PC)
当事業は、当社と株式会社オークネットデジタルプロダクツで提供しており、国内の事業者(レンタル・リース会社、メーカー、量販店、中古PC販売事業者)向けに中古PC本体やその関連機器及びカメラ等のオークションを開催し、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(3) その他情報流通事業
(中古バイク)
当事業は、当社と株式会社オークネット・モーターサイクルが、インターネットによるネットワーク型オークションシステムを全国のバイク販売店等に提供しており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(花き(切花・鉢物))
当事業は、当社と株式会社オークネット・アグリビジネスが、インターネットによるネットワーク型オークションシステムを全国の生花店・葬儀業者・ブライダル業者等に提供しており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(ブランド品)
当事業は、当社と株式会社オークネット・コンシューマープロダクツが、ブランド品(バッグ・時計・宝石・貴金属・衣料・絵画等)をインターネットによるネットワーク型オークションシステムにより全国の販売店・質屋・買取店等に提供しており、会費収入とオークション手数料収入が主な収益となります。

(4) その他事業
当事業は、カー用品等のネット販売を主たる事業としている株式会社ランマート、オークションシステム開発及び提供を主たる事業としている株式会社オークネット・アイビーエス、衛星通信サービス提供を主たる事業としているJBTV株式会社、中古医療機器オークションの運営を主たる事業としている株式会社オークネットメディカル及び海外事業を展開するAUCNET HK LIMITED等で構成されております。

その他の詳細は下記の通り。

代表者の役職氏名 代表取締役社長  藤崎 清孝
本店所在地 東京都港区北青山二丁目5番8号
設立年月日 2008年3月7日
監査法人 太陽有限責任監査法人
従業員数 204人(平均臨時雇用者数は記載なし)
平均年齢 40.2歳
平均勤続年数 10.9年
平均年間給与 773.2万円

業績

売上・経常利益など業績は以下の通り。

四季報が予想する業績予想の記事は、わかり次第、リンクを貼ってご紹介する予定です。

IPO幹事団/証券会社への割り当て数

引受株式数はわかり次第、更新予定です。

引受株式数 割り当て割合
野村証券(主幹事) 未定 未定
みずほ証券 未定 未定
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 未定 未定
エース証券 未定 未定
いちよし証券 未定 未定
マネックス証券 未定 未定

委託に回る株数は、わかり次第、更新予定です。

ロックアップ/上位株主TOP10

既存株主にはロックアップ(90日)がかかっており、非ロックアップ株数は概算で196,000株(上場時発行済株数の0.63%)。

非ロックアップ株数は、売出・新株予約権による潜在株式数は除外しました。あとは自己株式も除外しています。

以上、総合的に考えて、既存株主からの初値形成時の売りは、あまり気にする必要はないと思います。なお、下記表の所有割合は有価証券届出書に記載されたもので、上場時発行済株数が分母ではありません。

所有株式数 所有割合 ロックアップ
フレックスコーポレーション株式会社 12,348,800株 40.83% 90日
株式会社オークネット 5,000,000株 16.53% ※自己株式
株式会社オリエントコーポレーション 3,792,000株 12.54% 90日
株式会社ナマイ・アセットマネジメント 2,000,000株 6.61% 90日
藤崎清孝 1,311,600株 4.34% 90日
藤崎慎一郎 996,000株 3.29% 90日
藤崎真弘 962,400株 3.18% 90日
フレックス株式会社 844,800株 2.79% 90日
オークネットグループ従業員持株会 411,000株 1.36% 継続所有等の確約
佐藤穂佳 400,000株 1.32% 90日
石井孝明 259,600株 0.86% 90日

メモロックアップとは?

IPO承認以前からの株主だからといって、上場後に自由に株を売ることが出来るとは限りません。上場後、既存株主がバカスカ売ったら供給過剰で爆下げなんてこともあり得ます。購入検討者からすると、これは怖い事態。

そんな不安を和らげるためにあるのがロックアップという措置。一定の条件(期間や価格の上昇等)を満たさない限り売りませんよ、という契約を既存株主と交わすことをロックアップと呼びます。で、ロックアップがかかっている株数が多ければ多いほど、供給が抑えられ株価の上昇が期待できる訳です。逆に、ロックアップの条件を満たしたら大量の売りが出てくる可能性もあるということ。

初値予想

公募割れの可能性

公募割れの可能性があると思います。

IPO相場の傾向(2016年2月~4月)という記事で書きましたが、株価に関係なく初値で買いに来る資金は、約2.5億円~約5億円程度と推測しています。

株価に関係なく初値で買いに来る資金ではちょっとカバー出来ない規模ですね。初値の高騰は期待しづらいと思います。

吸収金額(想定価格ベース) 約109.0億円
吸収金額(公開価格ベース) 未定
推定初売最大金額(想定価格ベース)*1 約111.9億円
推定初売最大金額(公開価格ベース)*2 未定
非ロックアップ比率(概算)*3 0.63%

*1 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を想定価格で掛け算
*2 公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数を公開価格で掛け算
*3 売出人の株数は非ロックアップの場合、売出数を引き算

メモ吸収金額・推定初売最大金額って?

吸収金額とは、公募や売出などで新規公開される株数を想定価格や公開価格で掛け算したもので、新規上場の規模をつかむための数字です。IPO投資において、私はこの数字を重要視しています。なぜなら初値を決める最大の要因は需給。供給(売り)の規模を示すこの数字はとても重要と考えるからです。ま、新規公開される株が全て売られる訳ではないですけどね。それでも規模感をつかむには適していると思いますよ。

推定初売最大金額は、非ロックアップの株数から既存株主から出そうな最大の売り金額を推定、吸収金額に足したものです。他ではあまり見ない数字だと思いますが、これも供給の規模感をつかむために計算しています。

初値予想/私の抽選参加スタンス

初値は公開価格の0.8倍~1.2倍未満と予想。私の抽選参加スタンスとしては不参加の予定です。

初値予想(承認時) 0.8倍~1.2倍未満
初値予想(仮条件決定時) 未定
抽選参加スタンス(承認時) 不参加
抽選参加スタンス(仮条件決定時) 未定

抽選結果

わかり次第、更新予定です。

上場結果

わかり次第、更新予定です。

初値 未定
終値(初値の当日) 未定
高値(初値の当日) 未定
安値(初値の当日) 未定
出来高(初値時ティック) 未定
出来高(初値の当日) 未定
初売比率(公募・売出ベース)*4 未定
初売比率(公募・売出+非ロックアップベース)*5 未定
買い需要(初値形成時) 未定
売買代金(初値の当日) 未定

*4 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計で割り算
*5 初値時ティックを公募・売出・OA・その他株数計+非ロックアップ株数で割り算